亡くなってすぐは、外に出ると何を見ても涙が湧いてきて、本当に困りました。
スーパーとか100均で涙流してるなんて、怪しい人(^.^;
何がそれに触れるかわからないのだから、ほんと、一人で外に出るのはとても怖い事でした。
けど、買い物行かないわけにも行かないですしね。
自分にとっては世界の終わりのような事なのに、世の中は何もなかったように普通にまわってるのが不思議でした。
悲しみ、苦しみに満たされた霧の中から見た世界は、信じられない世界でした。
いつも先の事を思う時、その人がいた。
だから、今まで思い描いて、それに向かっていた自分の人生は未来を失くしました。
その未来の為に共に頑張ってきた過去さえ、全部無駄だったと否定されたようで、過去も失くしました。
夢も希望もみんな消えました。
それでも、霧の中から外に踏み出して、大切なあの人のいない新しい世界を歩き出す日はやってきます。
あきらめと蓋を手にして・・・